2D キャラクターアニメ作成ができる「えもふり」をさっそく使ってみた
2014/6/27、E-mote Free Movie Maker「えもふり」 が公開されています。いくつかのレイヤーイラストを用意することで簡単に 2D キャラクターのアニメーションが作れます。
※ WordPress CDN に保存された GIF ファイルが微妙な動作なのでクリックして見てください。
感想としては、上記程度であれば簡単に作れます。ただし、えもふり用にイラストを用意していないと必要なレイヤーをそろえるのは難しいかもしれません。また、細かな調整はたいへんそうという印象。今回はまったく微調整せず、えもふりにイラストデータを取り込んだそのままの状態からアニメを作成しました。
psd ファイルの作成
インストール後、ドキュメントを読みながら必要なレイヤーを用意します。公式サイトの説明では最低6枚からと記載がありますが、今回用意したのは22枚のレイヤーでした。矩形で範囲を指定するなど、すぐ作業が終わるレイヤーもあります。
データは psd 形式で用意します。今回は 元イラスト があるのでどんどんレイヤーを分けていきます。レイヤー名を「前髪」など指定の名前にします。詳しくはドキュメントを参照してください。
目の部分は、瞳(黒目)・白目・まぶた・まぶた閉じ・まゆげの部分に分けました。
口は、開いた口と閉じた口の2種類。
頭部は、輪郭(頬や肌、耳など)・前髪・後髪に分けました。元イラストは一体化しているし、情報がない部分もあるので一番苦労しました。
頭部は以上です。鼻の指定もありますが、プロ生ちゃんに鼻がなかったので省略。
胴体は1種類。今回、胸は用意していません。
パーツの範囲などを指定する四角形のレイヤーや、首や腰の位置を指定する中心点のレイヤーを追加します。
以上が今回用意したレイヤーです。
E-mote で編集
psd ファイルを E-mote にインポートします。
パラメータ編集や物理挙動編集で、動きを見ることができます。作業していた時この段階である程度きちんと輪郭・前髪・後髪を用意しないとダメなことがわかりイラストを修正しました。
パラメータの組み合わせは「カタログ」として保存しておき、この後の動画作成で使います。
動画の作成
タイムライン編集から、アニメを作成します。パラメータなど細かな指定もできるようですが、適当な時間にカタログを読み込み、カタログの組み合わせで動画を作りました。
出力形式は、連番 PNG・WMV・アニメ GIF の3種類です。
スケールを変更すると出力の縮小結果が微妙な感じだったので、元画像の大きさを変え対応しました。
えもふりによるアニメ作成は以上です。イラストが描ける人は、Twitter や pixiv 用など楽しく使えるツールではないでしょうか。
追記: オマケ
Photoshop のスクリーンショットを貼り忘れていました。また、emotefree_resize.zip をダウンロードするとリサイズ後の使用した psd ファイルを確認できます。