ホワイトボード・書類・名刺を撮影するためのカメラアプリ「Office Lens」
最近の OneDrive と関連した話です。2015 MVP ComCamp でも少しだけ紹介しました。
Office Lens
ホワイトボードと紙の文書や名刺の撮影に特化したアプリが「Office Lens」です。「ポケットに入るスキャナー」が売り文句です。
ちなみに、Windows Phone アプリです。iOS や Windows ストアアプリ の OneNote には、Office Lens が統合されていますが、若干機能が異なります。
Windows Phone、iOS OneNOte、Windows ストアアプリ OneNote を紹介します。
Windows Phone の Office Lens
撮影すると必要な部分のみ自動トリミングと長方形への変形、OneNote への保存、PDF・Word・PowerPoint への変換ができ、OCR(テキストの抽出)も自動で行われます。
一連の動作をスクリーンショットで確認してみましょう。
モードは、「ホワイトボード」や「名刺」、「ドキュメント」があります。単に「写真」として撮影し OneNote や OneDrive に保存もできます。
名刺の撮影画面。リアルタイムで認識していますね。
撮影するとトリミングされています。
フロッピーディスク アイコンの保存ボタンをタップして、OneNote の保存場所を選びます。また PDF、Word、PowerPoint の新規作成もできます。PDF 変換は、2015年2月からの新機能 です。
すぐさま、ファイルがアップロードされます。OneDrive の保存先は、ドキュメントフォルダー内の「Office Lens」フォルダーです。
OneNote を開いてみると抽出されたテキスト情報と写真が貼り付けられています。※ 今回は日本語の抽出がうまくできませんでした。
ホワイトボードの例
ホワイトボードを撮影した結果がこちらです。
このような環境で適当に斜めから撮影しています。
iOS (iPad) で Office Lens
iOS の OneNote から Office Lens を使う手順も見てみます。
iOS の OneNote から利用する場合は、「挿入」タブから「カメラ」です。
「写真」以外に「ホワイトボード」と「ドキュメント」のモードがあります(画面下部)。
撮影するとトリミングされています。
Windows の OneNote で見ると、テキスト情報も抽出されています。※ きちんとモードをドキュメントにしてから撮影する必要があるようで、撮り直しています。
Windows ストアアプリの OneNote で Office Lens
Windows ストアアプリの OneNote から呼び出す手順です。
タップすると出てくるアイコンをさらにタップします。
リング状のメニューからカメラを選びます。カメラがない場合、図の上側の三角部分をタップして、カメラを選びます。
「写真」以外に「ホワイトボード」と「ドキュメント」のモードがあります。
撮影するとトリミングされています。Windows ストアアプリの場合、連続して撮影もできます。
以上、Office Lens の紹介でした。ホワイトボードや文書を少し撮影しておく場合、Office Lens や OneNote を使ってみるといいかもしれませんね。