PDF/Word/Excel/PowerPoint を翻訳できる Document Translator が公開されています
PDF/Word/Excel/PowerPoint などの文書を翻訳できる Windows アプリ Microsoft Document Translator が、公開されています。
開発元は、Microsoft Translator チーム。提供する Microsoft Translator API を利用しています。アプリを利用するには、Microsoft API アカウントが必要で、200万文字まで無料で翻訳できます。
Word/Excel/PowerPoint の Office 文書を翻訳ができ(翻訳したファイルを生成)、Office 2013 がインストールされている場合、PDF の翻訳もできます。PDF の場合、翻訳した Word ファイルを生成します。
GUI アプリの他、翻訳をバッチ処理するための、CUI アプリも付属しています。
翻訳品質は、Bing 翻訳 同等ですが、機械翻訳エンジンを自分用にカスタマイズできる Microsoft Translator Hub との連携も可能です。
また、GitHub でソースコードを公開しています。C# 製で、MIT ライセンスです。
使い方
ダウンロード・インストール
ダウンロードサイト から MicrosoftDocumentTranslator.msi をダウンロードし、インストールします。
API の設定
API を利用するには、Microsoft Azure Marketplace で、Microsoft Translator を購入します(0円のサインアップ)。
サインアップ後、開発者 ページから、アプリケーションの登録を行います。
このページの、クライアント ID と 顧客の秘密 を、Document Translator の SETTINGS – Account にある Client ID と Client Secret に入力すると、使えます。
※ リダイレクト URL は、Document Translator では使いませんが、必須項目のため、適当な URL を入力します。
翻訳
TRANSLATE DOCUMENTS から、対象の文書と、翻訳する言語を選択して「Go」ボタンをクリックすると、翻訳処理がはじまります。
※ 言語が表示されない時は、Client ID と Secret を設定後に、アプリを再起動してみてください。
処理が完了すると、ファイルと同じ場所に、sample.en.pptx のように言語名の値が付いた文書ファイルができています。