Twitter 社の資格証明書の取得方法

UncategorizedTwitter,プロバイダ責任制限法,誹謗中傷

※ 記載内容は、2018年時点の情報を加筆・修正したものです。

プロバイダ責任制限法による発信者情報開示を東京地裁へ仮処分申し立てした際に 米 Twitter 社の資格証明書を取得した方法です。


Twitter, Inc. の資格証明書の取得方法です。Twitter 社は、アメリカ合衆国カリフォルニア州にある法人です。カリフォルニア州長官オフィス宛に、認証された証明書を申請します。

企業情報 PDF のダウンロード

企業情報の PDF 自体は、カリフォルニア州長官の Web サイトの Business Search から検索して、無料でダウンロードできます。

「Twitter」を検索

結果結果から ACTIVE な「TWITTER, INC.」を選ぶと Twitter 社の企業情報と PDF へのリンクが表示されます。

企業情報の PDF 一覧

資格証明書となる情報が記載されている文書は最新の「SI-COMPLETE」です。

企業情報

認証された証明書の申請

裁判で Twitter 社の資格証明書として添付する書類は、カリフォルニア州長官宛に certified copy (認証されたコピー)を申請して取得します。(私が入手したものは)Web でダウンロードできる PDF と同等の内容が印刷された紙の裏側にサインされたものでした。

申請方法

Information Requests から申請書「Business Entities Records – Order Form (PDF)」をダウンロードします。内容をよく読んで申請方法を確認してください。

費用分のマネーオーダーの取得

Plain (uncertified) copies are $1.00 for the first page, $0.50 for each additional page. Certified copies are an additional $5.00 per document.
(プレーン(非認証)のコピーは、最初のページは $1.00、追加のページは $0.50。 認証されたコピーは、1文書につき $5.00 追加。)

とあるので、資格証明書1枚は、1ドル + 5ドルの計6ドルです。

2018年当時は、6ドル分(※)の money order(マネーオーダー: ゆうちょ銀行の扱う「住所あて送金」という為替証書)を、ゆうちょ銀行または国際送金取扱郵便局の貯金窓口に申し込みましたが、住所あて送金は終了しています(米国来の住所あて送金終了のお知らせ-ゆうちょ銀行)。

手続きに必要な書類です。

手数料は、5,000円です。

米国あて送金のみ、為替証書は差出人に渡されるので、差出人自身が送料を負担のうえ、受取人にお送ります。

※ 実際に資格証明書を申請したときは、返送費用が不明だったので、多めの額($30)のマネーオーダーを同封したところ、「$24の超過分の払い戻しは、約6週間から8週間で処理され、郵送されます。」と手紙が付いて資格証明書と併せて返送されてきました。後日、超過分の金額が記されたアメリカ合衆国の小切手が郵送されてきました。ただし、少額の小切手の場合、日本で換金する手数料の方が高額です。

申請書とマネーオーダーの郵送

次の内容を、カリフォルニア州長官宛に郵送します。

  • 記入した Business Entities Records – Order Form
  • 受取人・差出人等を記入したマネーオーダー(為替証書)
  • 返送用封筒(返信用封筒の同封は指示されていませんが、同封しました)

「Mail order form & payment to:」の宛先

Secretary of State Secretary of State
BE Certification and Records 1500 11th Street, 3rd floor, Room 380
P.O. Box 944260 Sacramento, CA 95814
Sacramento, CA 94244-2600

※ 電話番号は、(916) 657-5448

郵送方法は、EMS(国際スピード郵便) が、最も速く追跡も可能です。私の場合は、5日後に到着していました。料金は2,000円でした。

参考: 訳文

裁判所に提出する(入手した)資格証明書は、日本語の訳文を付けて提出します。