クラウドファンディング MotionGallery を使ってみた
クラウドファンディング プラットフォームの MotionGallery(モーションギャラリー) を使ってみました。
はじめたプロジェクトはこちら、柳 英俊(だるやなぎ)LINE スタンプ プロジェクト。内輪感が強いですが、クラウドファンディング自体、仲間内での盛り上がりが周囲の目を引くことが、プロジェクトを成功へ導くポイントのひとつです。
クラウドファンディングは、目標額に到達しなければ、金銭のやりとりが発生しない “All or Nothing” が一般的です(プロジェクトの説明・宣伝などにかけた費用は別ですが)。気軽に、内輪のネットワークで使ってみるのも手ですね。
現在進行中の CROSS クラウドファンディング による「プロ生ちゃんスタンプ画像 製作プロジェクト」もよろしくお願いします。
MotionGallery の特徴
有名どころのひとつだと思います。私が思う特徴は次の通り。
手数料が 10%
他と比べ、安いです。他のサービスの手数料をまとめました。
- CROSS クラウドファンディング: 25~27%
- CAMPFIRE: 20%
- Makuake: 20%
- A-port: 20%
- WESYM: 20%
- ShootingStar: 20%
- COUNTDOWN: 20%
- GREENFUNDING: 20%
- Sportie FUND: 20%
- FAAVO: 15~20%
- READYFOR: 17%
- Anipipo: 15%
諸条件で手数料が異なる場合もあるのでは詳しくは各サイトを見てください。ちなみに、朝日新聞社のクラウドファンディングサイト A-port は、MotionGallery のシステムを利用しています。
ちなみに、海外の Kickstarter は、5% + 決済手数料 3%~5% 程度です。
目標金額の達成の可否を問わず、資金調達が可能
最近は他のプラットフォームでもできるところが多いですが、資金を追加で集めたいといった場合に、応援するとすぐ決済される方法も選べます。MotionGallery では、プロダクション・ファンディング形式と呼んでいます。目標額に達しない場合は、手数料が20%になります。
さまざまなジャンルのプロジェクト
さまざまジャンルのプロジェクト が、掲載されています。何かの分野に特化したプラットフォームではなく、またどの分野に強いというイメージがあまりないです。デメリットな部分もありますが、少し変わったプロジェクトも投稿しやすいと思います。
こんなプロジェクトにオススメ
私が感じた MotionGallery に向いているプロジェクトは次の3点です。MotionGallery 以外にも当てはまるかもしれませんが、今回 MotionGallery を選択した理由は以下の通りです。
アニメやガジェット系“以外”のプロジェクト
さまざまなジャンルのプロジェクトがあるので、プロジェクト内容を気にせず投稿しやすいです。言い換えると、アニメやガジェットなどに特化したプラットフォームや、特定分野にブランド力の強いプラットフォームがある場合、そちらと比較検討した方がいいかもしれません。※ MotionGallery にもアニメやガジェット系のプロジェクトカテゴリーがあります。
すべて自分で管理したい
MotionGallery で提供されるサービスは、主にプロジェクトの掲載、決済のシステム、支援者とやりとりするためのシステムです。
プロジェクトの説明文の作成や宣伝、リターンの用意や発送、その他 必要なスケジュールの管理など、すべてプロジェクト管理者(プレゼンター)の役目です。プロジェクト内容のブラッシュアップもしてもらえますが、必要最低限の印象です。
すべて自分でするのであれば、手数料が安いところがいいですよね。
※ 補足しておくと成功のための Tips 集による支援があります。お願いすれば、プロジェクトのブラッシュアップにも、より協力してもらえるかもしれません。
手早く始めたい
MotionGallery 側が行うことは、プロジェクト投稿時の審査、システム上にプロジェクトの作成、プロジェクトの公開前の最終審査です。審査は、応募時・公開時とも7営業日と説明があります。
ただし、単なる一例ですが、今回はじめたプロジェクトは、金曜日にプロジェクトを投稿して、翌週の火曜日 午前0時には、プロジェクトを公開でき、かなりスピーディーでした。
準備していれば、手早く始められると思います。
MotionGallery でプロジェクトを公開するまでの手順
プロジェクト投稿から公開までをまとめました。実際に投稿してみないとわからないことも載せていますので、参考にしてみてください。
プロジェクトの投稿
はじめに、MotionGallery の仕組みを確認し、プロジェクト概要を MotionGallery 社に投稿します。
審査結果や詳細の説明はメールでやりとりし、問題なければ次へ進みます。
アカウント作成と、必要書類の送付
MotionGallery のアカウントを作成します。アカウントがそのままプロジェクトの「プレゼンター」として表示されるため、必要であれば個人名ではなく委員会などのグループ名にします。
作成したアカウントと、送付された書類に必要事項(銀行振込先など)を記入して、身分証明書(免許証のコピーなど)を、MotionGallery 社に送ります(メールでのやりとりです)。
基本設定の登録
ここから、MotionGallery の Web サイトにプロジェクト用のページが作成され、プレゼンターのアカウントでログインし、情報を登録していきます。「基本設定」「原稿作成」「リターンの設定」は、何度もページを行き来し編集できますが、一度保存しないと次へ進めないようです。
まず、タイトルや、キービジュアルとなる画像や動画、概要やカテゴリー、プロジェクトの活動エリア、目標金額、募集期間を設定します。
動画を制作しているプロジェクトが多いですが、無くても構いません。
原稿作成
次に、プロジェクトページの本文を作成します。Web ページ上でいろいろ編集を行えますが、HTML を理解している人は、別途 HTML で原稿を用意して、「<>」ボタンから HTML コードを取得・設定する方が簡単な気がします。
リターンの設定
最後に、リターンを設定します。「リターン」は「特典」をまとめるグループで、リターンを追加し、さらにリターンに特典をさらに追加していきます。特典ごとに支援者(コレクター)の住所が必要かも設定できます。
プレビューと審査
以上で、完了です。後は審査を申請するのみです。審査結果はメールで受け取り、必要であれば再度修正します。
プレビュー機能も用意されています。MotionGallery にどのように掲載されるか確認できます。メールで招待することで、プレビュー画面を他の人に見せることもできます(MotionGallery のアカウント登録が必要)。
公開
審査が通れば、プロジェクト掲載の通知がメールで届き、プロジェクトの開始日に公開されます。開始日は審査申請日の7日後以降、終了日は平日にする必要があります。
開始日は審査が早く終われば、申請日の7日後よりも早めてもらえるようです。
以上です。