自宅にいながらバーコード(JAN コード)を取得する方法
自宅にいながらバーコードが取れました。ここで言ってるのは、一般的な商品についているバーコード(JAN コード)を、自分(自社)用に手に入れるための方法です。正確には、GS1 事業者コード(JAN 企業コード)というコードのを登録申請し、貸与してもらいます。
この GS1 事業者コード(9桁または7桁)と、商品アイテムコード(000~999 または 00000~99999)と、チェックデジット1桁 が、バーコードとなる数字です。
ちなみに、書籍・雑誌のバーコードは、ここで扱うものと異なります。
※ 以下は、2013年6月現在の内容です(2014/5/23 追記: 価格を2014年度のものに修正しました)。詳しくは、JANコード登録│ 一般財団法人流通システム開発センターを見ましょう。
必要な費用
かかったお金はこんな感じ。
- 登録申請書: 1,200円
- 新規登録申請料: 10,800円(年商1億円未満の場合・3年分)
- 更新申請料 10,800円(年商1億円未満)が3年ごとに必要
- 振込手数料・郵送料: 0~数100円
また、登録完了するまで約2週間かかります。
バーコード利用の手引きを買う
Amazon でバーコード利用の手引き(1,200円)を買います。
60ページ程度の冊子で、これの巻末に付いている登録申請書が必要になります(コピーして使えません)。冊子の内容は、登録方法やバーコードの利用方法がわかりやすく書いてあるので、これさえ読んでおけば OK です。
バーコード利用の手引き GS1事業者コード(JAN企業コード)登録申請書付
※ 商工会議所、商工会、流通システム開発センターでも売ってます。
登録申請書を書く
手引きが届いたら、申請書を書きます。実際は、手引きの説明を読んで記入してください。間違えても訂正印を押して修正しておkば OK です。以下の項目があります。
- 登録事業者名
- 法人の場合は、登記上の会社名
- 個人商店の場合は、商店名・個人名どっちでも OK
- 本社所在地
- 実際に本社機能がある所在地を記入
- 本社電話番号
- 携帯電話、PHS やフリーダイアルは登録不可
- 年商
- 最新の決算期の総売上高を記載。新設企業の場合、設立年月を書きます。
- 業態区分
- 業態区分を「製造業」、「卸・小売業」、「サービス等」から選びます(売上比率の高いのをひとつ)。
- ランクと登録申請料
- 業態区分と年商によってランクがあり、申請料が異なるため自分で当てはまるものを選択
- 年商10億円未満は、3年間 10,800円
- 今後3年間の JAN コード設定予想商品アイテム数
- 予想アイテム数を記載。多いと複数の GS1 事業者コードが貸与されます。
- ひとつの 9桁 GS1 事業者コードで、1000アイテムまで設定できます(商品アイテムコードは3桁)
- 主要商品名
- バーコードを利用する商品の種類を3個まで記載(石鹸、タオルなど)
- 取扱品目コード
- バーコードを利用する商品の品目コードを選択して記載(商品に近い品目を3個まで)
- 主要取引先
- バーコードを利用する商品の納入先を1~2社記載
- 未定でも OK
- 特殊用途
- 特殊な用途で使う場合は、一覧からその用途を選択
- コード管理担当者
- コードの管理を直接担当する人の情報を記載
- 氏名・電話番号・FAX 番号は必ず記入
- 担当者の個人印(認印)が必要
- 署名と社印
- 社印を捺印
- 個人事業者・任意団体は、代表者名の記入と代表者印を捺印
登録申請料を振り込む
該当するランクの申請料を振り込みます。手引きに払込用紙も付属してますが使わなくても OK。りそな銀行への振込みでも対応できます。
インターネット振り込みも OK で、取引内容がわかるスクリーンショットなどを印刷して、登録申請書に貼り付けます。
ネットから振り込みできない人は、外に出るほかありません。
登録申請書を送る
最後に、登録申請書を流通システム開発センターへ送ります。おそらく信書に該当するため、集荷を依頼できるクロネコメール便などは使えません。
郵便の場合、信書を送れて集荷も依頼できるサービスは、レターパックプラスのみです(レターパックライトも郵便局によっては来てくれるところもある)。レターパックプラスは、切手 SHOP でネットで購入もできる(ただし10枚単位)。あとは、最寄りの郵便局に集荷を依頼して送れば OK。
ぶっちゃけ定形郵便だと82円で送れるので外に出たほうがいいです(レターパックプラスは1枚510円)。
※ 商工会議所、商工会、流通システム開発センターへ持参でも提出できます。
以上です。約2週間程度で「GS1 事業者コード(JAN 企業コード)登録通知書」が届きます。