Photoshop (.psd) ファイルを無料ペイントソフト「Krita」で開く
クラウドファンディングで開発資金を調達した、オープンソースのペイントソフト Krita を使って Photoshop (.psd) ファイルを開いてみました。先日公開された version 2.9 では psd ファイルサポートが強化されているとのこと。
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.psd ファイルを開く
使用したのは Krita 2.9 の Windows 64bit 版です(Linux, Mac OS X 向けも開発されています)。対象のファイルは「すぱこー」で公開している漫画データを開いてみました。
アプリの UI は英語ですが、日本語名のレイヤーも表示でき、レイヤーのグループや、表示・非表示情報も反映されています。
Photoshop のレイヤー構成と比較すると一致しいます。開いたデータは、Photoshop CS6 形式で保存したものです(CC 2014 形式で保存しなおしても同じ結果でした)。
ちなみに、レイヤースタイル(レイヤー効果)のあるデータは、反映されませんでした。メニュー[File]-[Export]から、PNG など他の形式に変換して保存が可能です。
v2.9 の psd に関する改善点は、下記の通りです。
PSD Compatibility Improvements – Resource blocks are round-tripped. All, but four, PSD blending modes are now supported. Krita can load some CS6 PSD files. PSD Layer groups load. Support for 16 bit multi-layer files improved. Krita vector layers are saved (as raster layers) to PSD.
Krita 2.9: The Kickstarter Release | Krita
Photoshop を持っていない方も、すぱこー のデータをぜひ活用してくださいね。