形以外で、ロゴを作るときに気を付けたい要件
コミュニティやキャラクターのロゴを作ったり、アプリやグッズなどでロゴを使ったり、協賛などで他の団体のロゴを使ったりした際の、ロゴに関する知見を共有します。
コミュニティやアプリのロゴを作る際に参考にしてみてください。有名なブランドでも結構、1色で印刷できないというのは、よくあることではないかと思います。
CMYK のロゴ
Web やアプリで表示するための RGB ロゴだけでなく、印刷用に CMYK で表現する場合のロゴを決めておくと良いです。
ステッカー・パンフレット・グッズなどを作るときは、基本的にすべて CMYK で扱います。RGB では鮮やかでも、印刷するとくすんでしまいます。
CMYK のデータでも、CMYK の各値が大きすぎたり(インク多量)、数% のように少なすぎたりする場合も、印刷時に問題になる場合があります。数%の場合、うすーく印刷されるのではなく、まばらな点として表現される場合もあるので注意です。
1色のロゴ
1色で表現したい・印刷したいというケースも出てきます。1色のロゴも決めておくと良いです。Web などで扱う場合も、フラットなロゴで統一したい場合も出てくることもあるので、その際にも使えます。
基本は、白(黒背景)と黒(白背景)で、どのように表現するかを決めます。背景(印刷物)が白を期待しているデザインは、単純に色を変えただけでは、黒背景の場合に違和感が出ます。上記の場合は、肌が白背景を期待しているので、色を反転して黒背景では使えません。
余裕があれば、モノクロのロゴも想定しておくと良いです。
ベクター形式
拡大しても劣化しないベクター形式のファイルとして作ると良いです。RGB/CMYK が扱える Illustrator 形式で困ることはないです。
最近はやりの SVG も CMYK を扱えるようですが、印刷やデザイナーに作業依頼を考えれば、Illustrator 形式がもっとも無難です。
参考までに PNG などラスター画像の場合、はがきサイズ長辺 148mm を 350dpi で印刷する場合、2039 ピクセル程度の幅が必要です。
ガイドライン
最後に、ロゴを使う場合のガイドライン(とロゴのダウンロードデータの提供)があると良いです。たとえば Twitter の場合は次のようなページがあります。
内容は、使ってもよい条件や対象、禁止事項など。このあたりは、どんどん使ってほしいかどうかで、内容も変わってくると思います。
他者の使用を禁止する場合も、ロゴの使い方を決めておくとブランディングにつながります。