会社を設立した直後に法人の銀行口座を開設する
合同会社プロ生を設立して1年が経過しました。会社設立の手続きや法人の銀行口座を作ったときの話などを思い出しながらまとめます。ジャパンネットや楽天などで銀行口座を作りましたが、広告記事ではありません。
以下の内容を予定しています。
- 会社設立
- 銀行口座開設(この記事)
- クレジットカード作成
- Apple Developer Program 法人アカウント作成
銀行口座の開設
ネットから使えて維持費が無料で、設立して間もない会社でも口座開設の審査が通りやすいと噂の次の銀行で口座を実際に作りました。
- 楽天銀行
- ジャパンネット銀行
- ゆうちょ銀行
プロ生の場合、ゆうちょ、ジャパンネット、楽天の順で、開設が容易でした。三菱東京UFJ銀行も容易らしい?ですが、ネットでの利用に維持費がかかるため今回は除外。以前に任意団体の口座(任意団体名入りの個人口座)は、三菱東京UFJ銀行で作ったことがあります(窓口ですぐに開設できました)。
当然ながら、会社設立後(登記完了後)に口座開設の申し込みができるので、設立直後は、しばらくは会社の銀行口座がありません。
必要書類
銀行により必要な書類が異なります。履歴事項全部証明書、法人の印鑑証明書は、法務局に交付申請します。会社設立 のとき、あらかじめ銀行に必要な書類を調べ、必要枚数を用意しておくとすぐに口座開設の手続きを進められます。
楽天銀行
楽天銀行の法人ビジネス口座開設は、Web で申し込み後に必要書類を郵送します。
簡単に作れるかなと思いきや、担当者から電話があり、事業内容などを説明しました。プロ生の場合は、Web サイトにアクセスしてもらいグッズ販売ページなどを案内しました。また、追加で活動を確認できる書類を求められ、とりあえず合同会社プロ生の名前入りの他社からの請求書や、納品書・領収書などを FAX で送信しました。以上で審査は通りました。
1月8日に申し込み、2月5日に開設できました。
参考までに、法人口座の審査時に参照されるのかはわかりませんが、以前から楽天銀行(旧イーバンク銀行)の個人口座も所有していました。また、10年以上楽天会員で、楽天カード歴も長くトラブルも一度もない状態です。
楽天銀行は、楽天銀行ビジネスデビットカード(JCB) を作れます。
ジャパンネット銀行
ジャパンネット銀行の法人口座開設は、Web で申し込み後に必要書類を郵送します。
一回で審査が通らず、不備のあった書類の再送と必要な作業をしました。
不備の1点は、申し込み書類の記入不備で訂正して再送しました。申し込み書類は Web の入力フォームで記入して印刷するのですが、「合同会社」等を除いた会社名を記入するところに「合同会社」も含めてしまい、会社名が「合同会社合同会社プロ生」になってたり、住所も記入間違えてるなど、ひどいものを送ってしまっていました。修正方法は、わかりやすく付箋などを使って書かれていました。
もう1点の不備は、Web サイトに「特定商取引法に関する表記」がない点が指摘されていたので、追記しました。事業としてグッズ販売があるので必要ということですね。この(ご覧になっている)Web サイトを(設立時からこの投稿時点まで)会社のサイトとしても使っています(About に会社情報を記載しています)。グッズを販売しているサイトには、特定商取引法に関する表記はあるのですが、当サイトにも表記して修正しました。
ジャパンネット銀行による Web サイトのチェックは、他の方の情報を見ると、ペラいサイトを作っただけでは審査落ちするようです。
1月9日に申し込み、1月27日に開設できました。
ジャパンネット銀行は、freee と提携しているのも特徴で、会社設立 freee から口座開設の手続きに進められます。
また、ビジネスで使える JNB Visaデビット カードを開設時にもらえます。
ゆうちょ銀行
郵便局にある公的書類を持参します。履歴事項全部証明書などが必要ですが、コピーをとられるのみで原本は返してもらえるので良心的(?)でした。
窓口では、書類がそろっているかどうか程度の確認です。申し込み後に問い合わせ電話などはなく、あっさり開設できました。審査は、2週間かからなかった記憶があります。
申し込み時に1点失敗がありました。ゆうちょダイレクトの利用しか考えていなかったので、ATM で必要なキャッシュカードは作らなかったのですが、ゆうちょダイレクトの申請にキャッシュカードがないと郵送による書類手続きが発生し、口座開設後にゆうちょダイレクトが使えるまでさらに時間を要します。
1月22日に開設の申し込みをして、2月4日にゆうちょダイレクトが使用可能になりました。
使いやすさ比較
2016年は、楽天銀行をメインに使っています。
ジャパンネット・ゆうちょは、セキュリティトークンを生成する端末が必要で、持ち歩いていないと外出先で使えません。さらに、ゆうちょは割り当てたらた ID をログインに使うので、カードを持ち歩くか ID をメモしておく必要があります。
楽天は、送金操作などにメールによるワンタイムパスワードまたは iOS アプリによるトークンを使うため、どこでも使いやすいのが特徴です。
現在、どこも法人口座で使えるスマホアプリがありません。今後、スマホアプリが登場すると、使いやすさは変わってくると思います。