「リツイート直後のツイートを表示するやつ」タイムラインへの API アクセスを1日10万件の制限を受ける→制限引き上げへ

Web Serviceリツイート直後のツイートを表示するやつ

2019年6月24~25日、「リツイート直後のツイートを表示するやつ」が、ユーザータイムラインの取得制限を受け使えなくなっていました。簡単にメモです。

使えなくなってから指摘がありましたが、ユーザー&メンションタイムラインへの API アクセスを1日10万件に制限が予告されており、6月19日から実施されたようです。

当日、Twitter で検索すると、他のサービス等でも API アクセス制限を受けたという話題は見つからず話題にはなっていないようでした。

リツイート直後のツイートを表示するやつ の話題はこちら: リツイート直後のツイートを表示しないやつ #リツイート直後のツイートを表示するやつ - Togetter

制限を受けると

特殊な制限のため、今後仕様が変わるかもしれませんが、当日確認したところ、タイムラインの取得の応答が HTTP レスポンス 429 (Too Many Requests) になります。

ただし、同じく 429 を返す Twitter API の Rate Limiting の仕様とは異なり、JSON のエラーメッセージは含まれていません。さらに、この Rate limiting の仕様である、残りのリクエスト数などを示すレスポンスヘッダーは含まれていて、10万件までのリクエスト制限とは関係なく、リクエスト制限数をカウントしているので、よくわからないことになっています(まだリクエスト可能であることを応答していてるのに、429 の応答になる)。

また、開発者アカウント単位で10万件までの制限のようですが、別の consumer key でアクセスしたところしばらく使えていました。

解除する方法

Twitter APIポリシーサポート の「アカウントおよび@ツイートのタイムライン制限の引き上げを申請したい。」から Twitter 社へ連絡します。

日本語で書きましたが、翻訳しやすい感じの日本語で説明しました。

また、Twitter の開発者登録をしていなかったので、併せて申請しました(こちらは英語で)。

開発者登録・制限の引き上げ申請とも、アプリの説明をします。

  • ツイートの解析である ※ 開発者登録をするとわかるが、解析は、Twitter が興味を持っていると思われる・機能を分類しているうちのひとつ
  • 引用リツイートを使う以外に、リツイート後に感想などを述べるユーザーが日本には多くいる
  • リツイートされたユーザーは、そのリツイートが、賛同・否定、好き・嫌いなどを知りたい
  • アプリは、リツイートしたユーザーのリツイート前後のツイートを取得し、リツイートされたユーザーは、リツイートされた理由を知ることができる
  • アプリは、月に約100万PV ある

なんて感じで説明しました。また、コンシューマー向けの分類にしました。また、プライバシーポリシーに加え、利用規約を追加しました。

そして、どちらも早く承認されました。

  • 開発者登録: 15時ごろ申請 → 21時ごろ承認
  • 制限引き上げの申請: 15時ごろ申請 → 翌1時ごろ承認

開発者登録は、承認されなかった場合、「リツイート直後のツイートを表示するやつ」サービス終了ということもあり得たので、登録せず放置していました。今回 制限引き上げと併せて、Twitter 社に認知されてなお「リツイート直後のツイートを表示するやつ」が継続できるので、良かったですね。

Twitter 社員と思われるアカウントから、ツイートで連絡もありました。