スマホを回してネコをダンボールに通すゲーム「ネコトオシ」の公開と開発について
※ この記事は「プロ生ちゃん アプリ開発支援プログラム」を使って、iOS アプリを公開した 鈴村ゲーム研究所 さん自身によるアプリ紹介と少し開発者向けの記事です。
ゲーム内容
8方向からやってくるネコをダンボールにいれて通すゲームです。スマホを回すとダンボールも回ります。(自分は回っちゃダメ!)
通した数だけスコアになるので、ライフが0になるまで通しましょう。スコアはランキングに登録できます。
おもしろいところ
スマホゲームにはあまりない操作と曲のリズムに乗って遊ぶので、新感覚なゲームとなっています。また、観ている人も十分に楽しめます。
ダウンロードリンクと基本情報
とても簡単なルールとなっているので、ぜひ遊んでみてください。(ちなみに公式スコア記録は632です。)
- iOS: 「ネコトオシ」をApp Storeで
- 【制作者】 鈴村ゲーム研究所
- 【対応 OS】 iOS
- 【ソフト種別】 フリーソフト(無料)
- 【バージョン】 1.0(2020年5月13日 現在)
- 【制作ツール】 Unity2019.2 → 2019.3(開発後半辺りでバージョン変更)
開発したきっかけ
プログラムを触り始めてちょうど10年(とはいってもまだ初心者レベルですが)経ち、今まではパソコンのゲームを作っていましたが今回はスマホのゲームを作りたいなと思いました。なのでスマホならではの操作がいいと思い、指ではなく地磁気センサーで操作して遊ぶ内容にしました。そして、たまたまネコがダンボールに入る動画を見ていてゲームにしたら面白そうと思い、この2つのアイデアを使ったゲームを作ることにしました。
プロ生との出会い
最初は Android のみで開発を進めていましたがセンサーが端末によってまともに動作しないことがわかり、iOS で開発するかと思いきや Mac 環境と AppStore の年会費が必要なので、これらをもっていない自分は Windows のみでリリースする方法を調べたところ、「プロ生ちゃん アプリ開発支援プログラム」を知り、参加をしました。
開発関連のメモ
NCMB(ランキング)
ランキング実装の際にクラウドビルドでエラーが起きて悩んでいたところ、解決方法が下記の記事に載っていたのでこちらの一番最後に記載されている内容を参考にすると解決します。
Xcode Simulator を使ったスクリーンショット
App Store に申請する際に 5.5/6.5/12.9(2、3世代) のスクショが必要になります。Xcode Simulator を使うことで持っていないスマホのスクショを得ることができます。まずは「プロ生ちゃん アプリ開発支援プログラム」を利用し、Mac 開発環境を提供してもらいます。そして Project Settings > Other Settings にある Target SDK を Simulator SDK にして Build and Run の左にある Build をし、できたフォルダを iCloud もしくは Dropbox 等に送り、Xcode で読み込みます。すると〇〇.sh: Permission denied というエラーが出ると思います。下記のサイトを参考にし、shファイルに実行権限を与えるとうまくいき、Simulator でスクショができます。
アプリ申請
クラウドビルドで作成した App Store 用の ipa ファイルは Application Loader ではなく今は Transporter を使用してアップロードをします。その後、下記のサイトを参考にアプリ情報を記入します。
おわりに
アプリ開発支援プログラムがなければ開発はしていなかったです。サポートして頂き本当にありがとうございます。はじめてのスマホ開発だったので不安だらけだったのですが、なんとか完成することができました。開発途中では、今流行っているあの影響を踏まえてゲームのおもしろさをより考えて開発したところ、レビューでは暇つぶしになったという声をたくさん頂いたのでよかったです。最後に、遊んでくださった皆様に感謝いたします。