Azure Portal に存在しない Machine Learning Studio (Classic) の料金を支払い続けていた
Azure Portal 上では見つからない Azure Machine Learning Studio (Classic) のリソースに対し、請求が発生していました。Azure の不具合ということで、一部、返金を受けました。少額だったため長い間気付かず、無駄に支払いを行ってしまっていました。たまには、請求書明細(CSV 形式の詳細)で、リソース単位の請求を確認するといいかもしれません。
Azure Portal に存在しない Azure Machine Learning Studio (Classic) のリソース
Azure の請求書明細を確認していたところ、Azure Machine Learning Studio (Classic) に対し請求が発生していました。おそらく数年以上使っておらず、リソースの削除し忘れかと思い、Azure Portal で該当のリソースを探したところ見当たらず。ワークスペース自体の削除は Portal でするとドキュメントにもあります(ご自分のデータのエクスポートと削除 - ML Studio (classic) - Azure | Microsoft Docs)。また、Cloud Shell から直接リソース名を指定して削除もできません。
Microsoft Azure Machine Learning Studio (classic) には、サインインできる状態です。
ワークスペースを削除できない不具合
結論は、そういう不具合が存在するようです。
Azure Machine Learning Studio (Classic) ワークスペースを削除できない事象について | Japan Machine Learning Support Blog
削除方法は、サポートリクエストを発行し、技術サポートに削除してもらいます。
返金
リソースを削除したか否かすら覚えていないのですが、技術サポートによると、Azure Portal から削除した際に、Azure 内部処理が途中で失敗し、Portal 上からはリソースが消えるが、リソースの実体(Azure Machine Learning Studio のワークスペース)が残り、請求されているケースがあるとのこと。
そして、返金要求のサポートチケットを発行することで、返金を受けられる場合があるとのこと。ただし、いつ削除したかを伝える必要があるようです。
いつ削除したか不明(つまり返金要求する金額も不明)ですが、返金要求のサポートチケットを発行(※)したところ、3ヶ月分の返金対応となりました。削除した日が明確な人はもっとゴネた方がいいかもしれません。
※ 技術サポートの内容と、そちらに非があるなら返金を希望する内容で発行。発行に記入が必須である金額は0円としました。
今回の返金は、月ごとの確定済みの金額に対する返金のため、直近の使用から今回のリソースを削除する分までの返金を受けたい場合は、請求金額が確定後に、またサポートチケットを発行する必要があるとのこと。